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【2024/04/29 21:31 】 |
八甲田山
 八甲田山と言う名を冠した小説も映画も好きだったので、日本に滞在した数年間の間に二回、八甲田山に行った。ま、スキーはもう出来ないので、夏と秋に訪れたのであるが。

 秋に行ったときは、定番の紅葉の奥入瀬渓流と、十和田湖。夏に行った時は、知る人ぞ知る、馬立場(銅像茶屋)から第一第二露営地巡りである。このときは、徒歩で挑戦した。こういう、充実した、誰のスケジュールにも制限されること無く、自身の興味一本槍で回れる一人旅は、十数年前、屋久島を訪れて以来であろうか。

 十和田湖。映画でも回想シーンの中に出ていたが、濃緑の、絵の具を溶かしたような(余り良い表現じゃないね)湖の色は、映像のごまかしではなく、本当の湖のナチュラルな姿だった。もし、秋の穏やかな日に、一人ボートで「E」の字の真ん中の棒のあたりで過ごしていいとなったら、飽きずに一日をうっちゃることができる。

 馬立場―鳴澤―大滝平―田代温泉コース。観光ついでのオジサンは少し疲れたが、確かに、夏場に歩くのならなんでもない距離である。小説中・映画中にこれでもかと描写された鳴沢一帯は、アスファルトとガードレールに阻まれて、何処がどう大変だったのか、実感はいま一つであった。でも、第二露営地は、「え、馬立場はすぐそこじゃん、って感じの場所にあり、それが一層、これらの小説や映画の元となった事件の悲惨さを物語っていた。
 銅像茶屋から望む前岳は、すばらしい光景であった。これも長年の宿願であった、小笠原孤酒氏の著作を銅像茶屋の土産物店で買った。ネット販売では買えない品物である。

 歴史の舞台としての興味から訪れようと思っていた八甲田山であるが、八甲田山の存在そのものが好きになった。また、行ってみたい。
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【2010/09/11 12:11 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
飯島真理さん
二十数年ぶりにはまっている。
地方の高校生だった当時、インターネットなんざ無かった当時、彼女のアルバムを見つけるだけでも大変なことであった。

今、インターネットを利用して、あろうことか、彼女がペットのウサギ(バニーちゃん?)と絡んでいる映像がYoutubeで見ることが出来る。ちょっと(結構)皺の入ってしまった、彼女の目尻もチェックすることが出来る。
本人も気になっているらしく、正面から顔を写す時は、光を思いっきり当てている。

いや、幻滅しているんではなく、ご大層なオヤジとなった私ではあるが、永遠の18歳として、今でも彼女の歌声のファンである。今でも「まりン」をフルに歌えた自分に少し驚愕した。
但し、「マクロス」とかは後付で聞いた話であり、私は「飯島真理」から入ったファンである。

拝啓 飯島真理様

ロサンゼルス在住とのこと。フロリダ在住のオッサンが飯島真理サイトでCDを購入いたしました。
大切に聞きます。

敬具
【2010/08/30 12:27 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
過疎

 日本の田舎のお話。
 過疎、とか言われてもう何十年にもなる。
 グーグルアースで見れば、山間のほんのわずかの割れ目のような地域に過ぎない。
 人口は数千。取り立ててこれと言った産業も無い。

 10年前までは、この街も、高度経済成長期の過疎の波に洗われた後、何とか、僅かずつではあるが、発展の道をたどっていた筈である。スーパーマーケットも建ち、中学校は新築され、キャンプ場も出来た。コンビニも国道沿いにできた。バブル崩壊の影響、というよりは、バブル経済自体がこの街に押し寄せることも無く、人々は、東京やその他都市部で起こっていることに比べれば、はるかに静謐に、しかしながら堅実にこの街で営みを続けて居た筈であった。

 今から思うと、80年代~90年代に国家を代表するような有力政治家をこの街が出したことも、この街が何とか発展を維持できた理由であろう。「林道」にしては不似合いな、立派な舗装とガードレールのついた道ができ、この街の人口にしては不似合いな「●○センター」なる施設がいくつか建てられた。町内限定のTV放送局も出来た。それによって、人々は雇用が確保され、人々の消費によってこの街は潤っていた。

 10年間、海外に居て、ほとんどこの故郷に帰ることは無かったのであるが、帰って見ると、一変していた。その間、その有力政治家は死亡し、隣村・隣町と合併し、これまた不似合いな「市」となっていた。隣町に開通した高速道路が、街の中を通っていた「国道」からクルマの往来を持ち去ってしまっていた。

 自宅の窓から眺めると、時折スーパーから漏れ出す音楽が空ろに響き、街中を歩いても、人と会うことは稀であった。たまたま帰省して一日二日眺めただけであるので、ひょっとしたら、一番静かな瞬間しか見ていなかった可能性はある。また、この街から見ることのできる空を天下の全てと思っていた、子供の頃とは感受性が異なるかもしれない。

 けれども、市町村の合併により、街としてのアイデンティティは失われ、高速道路は、人々や物資の往来を奪って行った。真の過疎がこの2000年代に入ってやってきているように思えた。

 年老いたら、この町に戻り、この街の行く末と共に暮らしてゆきたいと思う。



 

【2010/08/30 12:07 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
小松左京「復活の日」

 海外に行く際には、いちいちくだらないものまで引越し屋に運んでもらうのも金の無駄なので、結構な量の本を置いてゆかなければならない。大体、飛行機の中で読んで飽きない数冊のみを手荷物の中に詰め込んで行くことになる。
 一番最初の渡航の時は開高健「最後の晩餐」だった。右も左もわからない留学生活の中で、しかも、不良学生と相部屋のドームで、深夜、ベッドの中でボロボロになるまで繰り返し読んだのを覚えている。

 今回は、浅田次郎数冊、開高健「白いページ」復刻版、そして小松左京「復活の日」である。
人生の中で繰り返し読んだ本は、司馬遼太郎「項羽と劉邦」とこの「復活の日」が双璧をなしている。もう、何回読んだか、というレベルではなく、「たまたま開いたページから読み始める。」「今日はこの場面、と決めて読み始める」というレベルである。もう、四半世紀以上になる。

 ガキの頃は、「核酸」「ブドウ状球菌」「バクテリオファージ」と言われても何も判らず、ただ、世の中が四半期かけて(いやだねー、この社会人的表現)崩壊してゆく様に戦慄し、南極で生き残った一万人の運命に感動しただけであるが、この本にちりばめられたプロットのほとんどを理解できるようになった今(一部、哲学に関する記述の中で、わからないところアリ)、読むたびに改めて発見し、感動する状態が続いている。

 アマゾンの書評の中には「間に挿入されている社会学者の長広舌が蛇足。」とか書いてあったように覚えているが、私に言わせれば、聞く人も死に絶えた、人類最後の授業(ラジオ教養講座)にしてはまだ軽すぎる(ほめ言葉である。ちなみに。)、という印象である。

 映画?映画はつまらなかった。あれじゃ、絶滅の危機感が伝わらない。カドカワのお金ではアレが限界であろうが、おそらく二部形式、ないしは三部形式にしてディテールを作りこんで欲しかった。物語そのものは、現代でも全く色あせていない筈なので、リメイク作品がブームとなっている今、是非とも作って欲しい。

 年を経て、もう一つ変わったことが、出発前夜の吉住とイルマおばさんの行動、イルマおばさんの肌触り、最後のイルマおばさんの「ヨシズミだわ!」に込められている感情、とかが理解できるようになり、年甲斐も無く目頭を熱くさせてしまうことである。この部分は、さすがにネタバレ。これ以上は語らないで措く。

【2010/08/26 12:14 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
ヤバイ所には会社の同僚と行くな

一つの方針にしていることなんだけれども。
いや、別にくだらないことなんだが。

フーゾクには会社の同僚と行くな。と、いうことかな。
最近はその適用範囲をキャバにも広げてしまった。
会社の同僚と飲みに行くときには、
①親しくない連中も混じっている忘年会だのナントカの打ち上げだのという飲み会は、一次会まで。
②親しい連中も混じっている飲み会は二次会まで。二次会がヤバそうな場所なら、おとなしくしているか、所用を理由に遠慮。
と、いうところかな。

別に理由は簡単。必ずおしゃべりが一人はいて、「喋るべきではない紳士(?)同士の秘密」を社内にフィードバックするんだな。これは、何箇所か職場を経験してたまたまそういう奴に連続して遭遇したからなのか、私自身がかつては遊ぶ時には「徹底して」遊ぶことに心がけていたせいなのか。。。

ま、くだらないことだが。

それに・・・・二次会や三次会まで会社を持ち込むのが物凄く勿体無いと思えるようになったこともあるかな。
何が勿体無いのかは、なんとも言えないけれども。

【2010/08/22 15:51 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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