紀行文風に中国のことを。
9日 午後4時。上海到着。目的地は福州であるため、更に上海から乗換えが必要である。
フライトの都合で上海浦東空港で4時間待たなければならない。
前回中国に入国したのは20年前。今、売店の店員さんは微笑みと、私が日本人であることに気付けば、片言の日本語で応対してくれる。コーラ一本買うのに「怒られた」かつての社会主義では、もはや、ない。たとえ、上海の国際空港であり、えてして国際空港と言うものは国家のショーウィンドウであったにしてもである。
福州行き搭乗ロビーにたどり着く。さすがに日本人はわずかしか居ない。空港のTVモニターでは中国語で、中国の少年が、ラップを歌っている。隔世の感。知識としては理解していたが、それでもイメージの中で「文化大革命」を未だに中国の実像にオーバーラップさせていた自分自身を大きく恥じる。あれから40年近く経って居るのだ。
擬人化された豚のアニメが出てきたと思ったら、新型インフルエンザ予防の啓発ビデオだった。これもラップに合わせて。これはなかなか気に入ったので、ネットに誰かアップしてくれないかと期待している。
福州空港に着く。夜11時。「とてつもない田舎空港」を覚悟していた自分を再び恥じる。
出迎えてくれた小姐(恋人とかそういった類の相手ではないです。ちなみに)のクルマに乗って、福清市へ。
福清市は福州市から約30KM離れた場所にある。小姐は、とても田舎であることを恥じていたが、なかなかの街である。
福清市の繁華街にて小姐と路上で「屋台飯」を食べる。20年前の北京と現在の福建省福清市では味も何も違うと思うのだが、この屋台飯で食べたタンメンは、変わらぬ味のような気がした。うまい。
東京では、こぎれいな格好をして、ギャル風を装っている小姐も、こちらでは総額百円以下であろうそのタンメンと、路上で展開されている人々の喧騒にピッタリとはまっている。やはり、故郷なのだ。
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